日本の戦争を描いたおすすめ映画まとめ

多くの命を奪い、人々の生活を破壊した戦争……。しかしそうした過酷な状況下にも、その時代に生きた人々の人生とドラマがありました。
それを描いた作品には心を打つ名作も多いです。

この記事では戦中・戦後の日本を題材にした映画作品をご紹介します。

戦中・戦後の日本を描いた映画たち

俺は、君のためにこそ死ににいく

日本の戦争ものというと、どうしてもクローズアップされる「特攻隊」という存在。こちらも特攻隊員となった青年たちを描いた作品です。
石原慎太郎が制作総指揮・脚本を手がけ、主要キャストには窪塚洋介…というとちょっとエンタメ寄りかな?と思ってしまいますが、終盤はお涙頂戴的な部分もありながら、特攻隊員たちの実際の遺書をもとに製作されており、出撃の様子などはかなり忠実に描かれているという評判です。またこの作品で面白いのは、特攻基地になっていた知覧に実在した、隊員から「お母さん」と慕われていた食堂のおばちゃん「トメ」の視点がふんだんに盛り込まれていることです。旅立つ人あれば、見送る人あり。多くの特攻隊員たちを送ってきた彼女の胸中を思うと、迫ってくるものがあります。

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男たちの大和/YAMATO

こちらも「特攻」ものですが、おそらく最も知名度の高い戦艦であろう「大和」の乗組員とその最期を描いた作品です。
戦艦大和の最期の出撃は「特攻命令」でした。3000人以上と言われる若い兵士たちがどのようにその最期のときを迎えたのかが描かれます。辺見じゅんのノンフィクションが原作。

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日本のいちばん長い日

「日本のいちばん長い日」は戦争ものと呼んでいいか微妙なところです。
太平洋戦争末期、日本の降伏が決定してからあの歴史的な「玉音放送」までの一筋縄でいかない「裏側」を描いた作品です。

役所広司、本木雅弘、松坂桃李など豪華俳優陣の名演が光り、緊迫した「日本のいちばん長い日」を上質な群像劇として描き上げています。

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野火

こちらもまた少し毛色の違う作品。
第二次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島を舞台に、野戦病院を追い出され、元の隊にも復帰を拒否されて、灼熱のフィリピンをさまよう日本軍兵士に迫った作品。原作は大岡昇平の小説。

塚本晋也が、監督、主演、製作、撮影、編集も担当した意欲作。作家性高い作品となっています。

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拝啓天皇陛下様

戦争ものということで悲壮な作品の紹介が続いたので、最期にこちらを挙げておきます。
「寅さん」の渥美清が、軍隊の末端である一兵卒を極めて日常的に、庶民的に、牧歌的に演じる本作。もしかしたら、戦闘中以外は当時の兵士たちもこんなだったのでは? とも思わせてくれる映画です。

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戦争映画の楽しみ方

ぜひ視聴しておきたい戦争映画はまだまだたくさんありますが、今回は定額見放題サイトで視聴しやすい作品を選んでみました。

戦争映画は色々な楽しみ方、見方ができるジャンルです。
人間ドラマ、戦記もの、エンターテイメント、そして戦争の記憶を語り継ぐという役割……。これまで戦争映画に興味を持ってこなかった方が、上に挙げた作品をきっかけにさらなる広大な作品の海に漕ぎ出していただければ幸いです。

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